近頃、親世帯と子供世帯が程よい距離を保ちながらすぐ近くの場所で暮らす「近居」というスタイルを選ぶ人が増えています。これまでは親世帯が地方、子供世帯が都市部に住み、定年した後に子供世帯が実家に戻るというケースが多くありました。すなわち、子供世帯と親世帯が同居することが主流だったと言えます。しかしながら、親と子供が一緒に暮らし始めると生活リズムが全く異なることから、どちらかが我慢しなくてはならずストレスに感じてしまうことが多いです。

その点、近居によってそれぞれ違う家で過ごしていれば、お互いに負担を感じることなく快適な生活を送れます。このように生活リズムの違いから親子が仲違いしないように、近居という暮らし方を選択することが当たり前になりつつあります。その他の近居のメリットというと、食費や光熱費などの割り振りが明確になることも挙げられます。親世帯と子供世帯が同居を開始すると、一番の問題になるのが金銭問題です。

例えば、光熱費に関しては、一緒に暮らしていなかった時はこんなに高額ではなかったとトラブルの種となることが多いです。食費に関しても子供世帯はよく食べることからコストがかさみ、喧嘩に発展する可能性があります。しかしながら、近居というスタイルを選べば、生活する場所がそれぞれに違うのでお金のトラブルが起こることもありません。お互いにお金の使い方に干渉することもなく、快適に生活できるのが魅力です。