子世帯に子供が生まれると必ずと言っていいほど持ち上がる話題が同居です。残り少ない人生を元気なうちに孫と過ごしたいと考える親世帯と、親のペースに飲まれることなく自分たちの力で子供を育てていきたいと考える子世帯との間にはかなり大きな考えの差があることがわかります。最近では共働き世帯が増えていることから男性も育児休暇を取得するようになってきていますし、子世帯に子供が生まれたことをきっかけに同居を始めてしまうとどうしても親世帯が手と口を出してしまうため、親になりきれないというようなことにもなってきてしまうということがあるのです。同居をしてしまうとお互いの良くない部分ばかり目についてしまい、結局別居して疎遠になってしまうということもありますので、お互いが自立して生活ができるのであればルールを決めた近居という選択肢が現代では一番おすすめの形となっています。

子世帯にはその家庭内での生活のペースが出来上がっていますので、それを親世帯が乱してしまうようなことはあってはならないですし、逆に親世帯のペースを子世帯が乱してしまうということがないように、お互いに努力をしていく必要があるのです。近居であれば自分たちの生活ペースを乱されてしまうということはありませんし、プライバシーも保つことができるということから、同居よりも近居の方が良い親子関係を維持していくことができるという意見が多くなってきていますし、今は親もまだ働いているということも多いため、お互いに自立した関係を維持していくことが重要となっています。