近居や同居に回帰してきている

「近居」は「きんきょ」と読み、最近ニーズが急速に高まっています。その背景として、少子高齢化社会の到来があげられます。片道1時間以内で親世帯と行き来できる距離である近居世帯は、着実に増加。野村総合研究所の調査結果によれば1997年には28パーセントだったのが2006年には41パーセントと、13ポイントも上昇しています。

また日経BPコンサルティングの調査によれば、親世代との近居や同居によって親の身の回りの世話や介護がより効率的になり、老後の面倒をみるのに都合が良い。親の様子がよくわかって安心できるなどと、子供世代からの理由としては挙げられ好評です。また親世代も孫がいる場合には顔を見たり、できる範囲で手伝うことができるというメリットを言う人もいます。結婚しないという選択肢が増え、いまや男女ともにシングルでいることも当たり前の世の中にはなりました。

しかしその一方で結婚し子供もいて共働き、といったケースの世帯もあります。かたや超高齢化社会に突入した日本において、高齢者の親の心配はつきもの。それぞれの側面から親世代と近くに、又は一緒にいることが見直されているのが現状です。すぐに同居が難しい場合でも、まず近居で様子を見るといった活用方法もあります。

いずれにしても親世代も子供世代も、そして孫世代にも絆は脈脈と続いているもの。近年、核家族化がメインの時空が続いてきた日本ですが、先祖を敬うなど又その根本的な本質が見直され回帰してきている今日この頃です。近居のことならこちら

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